男女平等への道ダウンロード

男女平等への道

によって 古舘 真


4.7 5つ星のうち(1人の読者)

男女平等への道ダウンロード - メディア掲載レビューほか 性差別という永遠のテーマに挑んだ勇気ある一書。日本社会における性差による役割固定の愚を撃つ 男女雇用均等法の施行で女性の職域が以前に較べれば少しは広がったというものの,意欲ある女性にとって企業における活躍の場はまだまだ限られているのがわが国の実情。その一方でフェミニズムの論調の一つに,「日本では男が王様で女は奴隷だ」という極端な主張がある。だが,これは果たして真なのか? 何かというと「差別だ」というコトバ狩りが横行するこの問題で,著者/古舘真は自分が体験して来たさまざまな事実に基づき,この説の誤謬と不毛を指摘してゆく。居丈高な女性フェミニストの極論は女性の解放をかえって妨げている,女性の解放は男性のなかの弱者解放とともにあるというのがその主張だ。 「そもそも日本中の全ての女性を束にして考えるのが間違い」という著者は,企業内の性差別問題を考える座標として,男/女の性差軸に,年齢差(中高年/若年)の軸を交差させた座標を設定する。著者の体験によれば,かつての職場における支配と従属の序列は,(1)男性中高年,(2)若い女性,(3)女性中高年,(4)若い男性の順であり,なかでも「いわゆる男らしさ」に欠ける若手男性社員が,男性中高年の管理職から屈辱的隷属を強いられたと言う。このことから古舘は,フェミニズムに若手男性労働者との連帯を呼びかける。 だが,問題がないわけではない。著者が普通なら公言しにくいみずからの被虐体験を明かしてまでこの問題に挑んだ勇気は評価出来るが,性差別の根源的素因を「石器時代の名残」で片づけてしまったのは短絡的に過ぎる。著者が撃ちたかったのは陰湿な差別(イジメ)が横行する日本社会の特殊性であるはずなのに,それをすべての民族社会が通過した(つまり普遍的な)石器時代に還元したのでは,論理的に破綻してしまうからだ。著者には「水利」が個を集団に隷属させる稲作農業の遺制や,封建主義の男尊女卑イデオロギーの源流にあった伝統宗教の役割などを勉強してほしかった。 (フリーライター 池山 栄一)(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.) -- ブックレビュー社 内容(「BOOK」データベースより) 女性の解放が男性の解放につながり、男性の解放が女性の解放につながる。本書は、「男が王様で、女が奴隷であった」説の真価を問う。 商品の説明をすべて表示する

男女平等への道の詳細

本のタイトル : 男女平等への道
作者 : 古舘 真
ISBN-10 : 4896340388
発売日 : 2000/2/1
カテゴリ : 本
ファイル名 : 男女平等への道.pdf
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以下は、男女平等への道に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
この著者の言っている考え方こそ本当の「男女平等」ではないだろうか、と読み始めてから最後まで感心した。なぜ「女性差別」ばかり騒がれ、「男性差別」は無視されがちなのかということについても、納得のいく考察もしていた。ここで書きたいくらいだがネタバレになりそうなので控えておく。だが、この指摘はある意味男性差別・女性差別問題の核心をついているのではないかと感じた。この著者は本当に男女平等を願っているようだ。そのため、「保守派の頑固ジジイ」にも、「過激なフェミニスト」にも批判的なようだ。また、主に男性の立場から真の男女平等を訴えている。もちろん、女性への差別等にも反対しているが、女を甘やかすようなことにも反対している。「いや、むしろ男性の労働条件を改善することこそ、女性解放の道・・・」「やたら男女で区別したがる者が多い」など、印象的で共感できる指摘も多数あった。昨今、インターネット上を中心に男性差別に反対するマスキュリストも多数見かけるようになったが、その中には社会や女(男に対してもだが)に対する怒りのあまり、彼らもまた盛んに非難している「過激なフェミニスト」と同じ轍を踏みそうな者も見かける。私自身も「過激なフェミニス」トと同じ轍を踏むマスキュリストにはならないよう改めて自分を戒めようと思った。本書は2000年(平成12年)に出版され、多少時代を感じさせる箇所も見受けられたが、今でも通用する内容だと思う。出来る限り多くの方に読んでもらいたい一冊だが、特にマスキュリスト(男性差別等に反対する方々)はぜひとも一読してもらいたいと思った。

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